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全国航空消防防災協議会
平成15年度第1回研修会開催される
全国航空消防防災協議会では、平成15年度第1回研修会を7月17日(木)・18日(金)に三重県で開催した。開催地としてご協力いただいた三重県から次のような報告が寄せられたので紹介する。
全国航空消防防災協議会の平成15年度第1回研修会は7月17日(木)・18日(金)の両日、40都道府県及び10市の消防・防災航空隊から96名の方が参加、三重県磯部町の伊勢志摩ロイヤルホテルで開催されました。
開催に当たり、全国航空消防防災協議会会長代理の小松義次神奈川県防災局応急対策担当課長、開催地県地域振興部の東畑誠一防災チームマネージャー、来賓の総務省消防庁小池敦郎救急救助課課長補佐から挨拶をいただきました。
研修会の概要を以下のとおり報告いたします。
● 第1日目
講義1「機長の危機管理−民間航空の場合−」
日本ヒューマンファクター研究所 ヒューマンエラー研究室長 桑野偕紀氏
桑野偕紀氏御自身の日本航空機長の経験をもとにスライドを用いた講義をされました。また質問に答えた聴講者に自社のPRグッズをお渡しされるなどユニークな講義でした。
内容は以下のとおりです。
・ パイロットの技能
・ パイロットの危機管理
・ パイロットを取り巻くフューマンファクター
・ 危機管理に責任のある人々
講義2「飛行計画に関する航空法の一部改正について」
国土交通省航空局管制保安部 運用課専門官 林 昌朗氏
林 昌朗氏は消防・防災ヘリコプター整備状況やドクターヘリの配置状況等について航空法を交えながら講義されました。
・ 「航空法改正」について
・ 「航空法改正」に伴う「省令改正」について
・ 「省令改正」後の作業について
・ FSCの設置及び運航情報管制度の導入について
質疑応答
運航上の問題、消防・防災航空体制上の問題等について総務省消防庁救急救助課航空係長 石川義彦氏が解説を交えて回答されました。その中の「ヘリコプター内で除細動器を使用した場合の計器類への影響の明確化」の項目では各機体メーカーの実験検証をもとに計器への異常の有無、使用する際の対策等の説明がなされました。
● 第2日目
分科会
今回の分科会も同時間に2会場でそれぞれのテーマに基づき情報交換が行われました。
意見が飛び交い1時間30分があっという間にすぎました。
第1分科会:テーマ「航空隊と地上部隊との連携方策について」
座長 三重県防災航空隊副隊長 村島義徳氏
平成13年度に設置された消防防災ヘリコプターと地上隊との連携方策に関する調査研究専門委員会の報告及びヘリコプターのダウンウォッシュ等の影響に関する報告を受けた後に各航空隊が提出した第1分科会テーマの報告書に基づき数多くの意見交換が行われました。
第2分科会:テーマ「バックボードを活用した救助・救急活動上の課題について」
座長 三重県防災航空隊副隊長 中野善裕氏
テーマに基づき長野県消防防災航空隊の宇田 修氏から発表をして頂き、主に以下の項目について情報交換が行われました。
・ バックボードに固定された要救助者のホイスト揚収について
・ 揚収器具について
・ バックボードの貸与、回収について
意見交換
運航上の問題、消防・防災航空体制上の問題、教育訓練上の問題、航空事故防止上の問題の項目について積極的な意見交換がなされました。
報告 「三重県防災航空隊の活動状況について」
三重県防災航空隊隊長 冨永信幸氏
三重県独特の地形や地域性をもとに消防防災活動における出動状況や活動事例についてスライドを用いて報告されました。
紀伊長島町沖水難捜索の活動事例では県警ヘリ、海上保安庁との相互連絡又は情報交換を中心に三機関の連携の重要性を報告されました。
最後に全国航空消防防災協議会の合志昭夫事務局長の閉講挨拶で、2日間にわたる研修会を締めくくり、今後この研修会が活動現場で生かされることを願い終了しました。
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